札幌市の住宅の1/3はまだこの札幌市Ⅱ型と言う水抜栓が数多く存在します。

近年はこのⅡ型水抜栓の漏水事故が後を絶ちません。

漏水事故が起これば大事な床下が浸水し、湿度が高くなり虫やカビの発生につながります。

一度床下に湿気がこもれば、完全に抜けるまではかなりの期間が必要です。

こういった建物への悪影響を考慮して、

弊社では営業目的ではなく、Ⅱ型水抜栓の交換を強く勧めます。

水抜栓に接続されている継手も腐食する場合もあります。

こちらは完全に穴が開いています。

このような症状は徐々にではなく、突然腐食と金属疲労などで発生しますので

回避のしようがありません。

Ⅲ型の場合はケースがｽﾃﾝﾚｽ製のためこのようにﾋﾟｽﾄﾝと言う部品交換

だけで直る場合もあります。

こちらは業界用語で「かぶぬけ」という症状です。

青銅製の下部と鉄部のケースが電腐で完全に分離しています。

こうなると修繕どころか、交換工事までの間住宅全部を断水状態させなければなりません。

右がピストンの収納ケース部分で左の黒い管が水道水が供給されるパイプです。

漏水事故が起きてからの交換は水汲み作業や床下乾燥などの

余計な経費だけで10万以上はかかります。

リフォーム時に水抜栓を交換すれば5万円前後で交換できる場合がほとんどです。

是非、リフォームの際はⅡ型の水抜栓は寿命だと思って

交換することを強くオススメします。